病院名の由来について


私たちの病院名「SKY」には、私の人生を大きく揺らし、そして支えてくれた2匹の犬と父の存在が息づいています。 S は、チワワの 「しょう」の頭文字からとりました。1歳にもなっていなかったにも関わらず、咬み犬としてはじめの飼い主に放棄され、殺処分前提でセンターに収容された小さな命でした。
その頃、父ががんを患い、「そばに寄り添ってくれる存在がほしい」と願いました。私は迷いながらもしょうを迎えました。はじめは父も咬まれましたが、時間とともに心がほどけ、父は最期にしょうへ「ありがとう」と声をかけて、静かに旅立ちました。その光景は、今も胸の奥で静かに灯り続けています。


父を見送り、しょうと二人で暮らす日々が続きました。しかしその頃、仕事が忙しくなり、帰宅が遅くなる生活に。そんなある日、朝はいつも通り元気だったしょうが、夜には突然容体が急変し、けいれんが止まらないまま、その小さな命は私の手から離れていきました。救えなかった悔しさと喪失感に、獣医としての自分が揺らぎました。


そんな私に、恩師は「動物鍼灸」という新しい道を示し、東洋医学なら日々の小さな変化に寄り添い、未病の段階から支えることができると示してくれました。その言葉が、揺れていた私の心を静かに前へと押してくれました。その言葉に導かれ、動物鍼灸を学び始めました。しょうの死から一年後、私は広島県のセンターで「ゆま」 と出会います。野犬として育ち、人への恐怖から咬み犬となり、3年間譲渡に出られなかった子です。私は面会中に顔を咬まれましたが、ゆまが私を選んだのだと考えて、その日のうちに引き取りました。時間はかかりましたが、今では近所でも評判の優しくてお利口な娘です。

Y は、元野犬の雑種、「ゆま」の頭文字です。
K は、私自身「恵子」の頭文字。 しょう、ゆま、に包まれた私。3つの存在が重なり、SKYという名前が生まれました。

人間と同じように、犬にも体質の違いがあります。同じ食材でも、合う子と合わない子がいます。

市販のドッグフードは手軽で栄養バランスも考慮されていますが、添加物や原材料の質には差があります。愛犬の状態をよく観察しながら、その子に合った食事を選んであげることが大切です。


犬と飼い主さまの毎日に、空のように寄り添い、そっと安心を届ける場所でありたい――その願いも、この名前に込めています。

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